今月のアラビア[2012年5月]
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arabia_201205.gif 商品名:Sinilintu
モデル:XBモデル(Ulla Procope)
絵付け:Raija Uosikkinen
年代:1965~75年
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Kiitos:kirpputori
【Radio】YLE-Kanteleen kielin 様々な民族、様々な”カンテレ”
フィンランドの国営放送局YLEのラジオ番組”民族音楽の夕べ”では今年2012年を「カンテレの年」としてテーマに掲げ、2/7よりフィンランドのカンテレと、カンテレと同じルーツをたどる弦楽器たちを、各地での取材をもとに17回に渡って紹介しています。。

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取材で訪れたのはリトアニア、ラトビア、エストニア、カレリア共和国、ウドムルト共和国、タタルスタン、チュヴァシ共和国 、マリ·エル共和国、ポーランド、モスクワ。

取材チームのメンバーはカンテレ奏者Timo Väänänen、カンテレミュージアム館長で民族音楽研究家のKari Dahlblom、ジャーナリストLeena Häkkinen、音楽プロデューサーのMatti Kontio。
各地に伝わり、それぞれの形へと発展してきた”カンテレ”たちの音色と、現地の人々の声を丁寧に紹介しています。

YLEのHPにて過去の放送を聞くことが出来ます。
各地の”カンテレ”の響きに、ぜひ耳を傾けてみて下さい。

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番組プログラム
※少しずつ、内容も紹介していく予定です

kanteleet_b.jpg ■No.1(2012/2/7放送)
 Karjalaiset/カレリア地方のKantele
 [視聴]
■No.2(2012/2/14放送)
 Virolaiset/エストニアのKannel
 [視聴]
■No.3(2012/2/21放送)
 Udmurtialaiset/ウドムルトのKrez
 [視聴]
■No.4(2012/3/6放送)
 Vepsäläiset/ベプス民族のKandel
 [視聴]
■No.5(2012/3/13放送)
 Latvialaiset/ラトビアのKokle
 [視聴]
■No.6(2012/3/20放送)
 Venäläiset/ロシアに伝わる2つのGusli
 [視聴]
■No.7(2012/4/3放送)
 Marilaiset/マリ民族のKärs
 [視聴]
■No.8(2012/4/10放送)
 Liettualaiset/リトアニアのKankles
 [視聴]
■No.9(2012/4/17放送)
 Puolalaiset/ポーランドのGesle
 [視聴]
kanteleet_b.jpg ■No.10(2012/5/1放送)
 Tataarit/タタール民族のGuslja
 [視聴]
■No.11(2012/5/8放送)
 Valko-venäläiset/ベラルーシのGusli
 [視聴]
■No.12(2012/5/15放送)
 Ukrainalaiset/ウクライナのHusliとBandura
 [視聴]
■No.13(2012/5/29放送)
 Tšuvassit/チュヴァシ民族のKesle
 [視聴]
■No.14&15(2012/6/5放送)
 Mansit ja Hantit/ハンティ民族のNarkas-jughと
 マンシ民族のSangkwyltäp
 [視聴]
■No.16(2012/6/12放送)
 Suomalaiset/フィンランド カレワラ編纂者とKantele
 [視聴]
■No.17(2012/6/19放送)
 総集編
 [視聴]

参照リンク(フィンランド語):
YLERadio1 Kansanmusiikin ilta Kanteleen Kielin
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古書たち
注文していた本がフィンランドから届きました。
いずれも、カンテレ関係の楽譜や古書です。

”カンテレ奏者”として初めて活動、活躍したクレータ・ハーパサロの生涯を描いた本や、楽器製作者向けのカンテレの解剖書、指練習のための教本に、フィンランド各地の民謡を集めた本などなど・・・。

カンテレに対する好奇心は尽きません。
楽器に対する理解と知識も、演奏の糧になりますから。
【フィンランドの行事】5月12日 J.V.Snellmanin päivä(J.V.スネルマンの日)
JV_SnellmanElias Lönnrot(エリアス・リョンルート)が編纂した民族叙事詩Kalevala(カレワラ)や愛国心溢れるJ.L.Runeberg(ルーネベリ)の詩は、若い世代のフィンランド人へ強い影響を与えましたが、まだ具体的な運動が欠けていました。
それを明確にし、大衆の意識を高めるのに成功したのがJ.V.Snellman(スネルマン)です。

エリアス・リョンルート、J.L.ルーネベリと若い頃から親交のあったスネルマンは、学生時代に巡ったヨーロッパの旅中、列強の中にあって強大なロシアと共存しなければならないフィンランドには、フィンランド人一人ひとりに民族意識を浸透させることが重要だという考えに至ります。

スネルマンは週刊誌を発行、それを通じ国民への啓蒙運動を始めました。
1800年代中ごろの当時、知識階級はスウェーデン語を話し、フィンランド語を話す大衆との文化的格差はあまりにもかけ離れていました。彼は「知識人はスウェーデン語を捨て、フィンランド語を身につけるべきである。また、フィンランド語は公用語となり、教育や文化にも使われる文化的言語になるべきである」と訴えます。

彼は大衆の中に知識欲を目覚めさせ、公の事柄に参加する意欲を起こさせることこそが重要であると考え、その実現のために大衆教育を向上させるための機関設立や、文学・新聞の発行など、幅広い活動を行いました。

スネルマンは活動を続ける中、1863年には元老院議員に選ばれ、その年、ロシア皇帝アレクサンドル2世と面会し「言語条例」を発布させることに成功します。これは民族ロマン主義が生んだ最大の成果と言え、この条例によりフィンランド語は、公用語としてスウェーデン語と同じ地位を獲得するのです。

スネルマンの誕生日である5月12日は旗日として制定され、「フィンランド愛国の日」としても祝されています。
【書籍】【料理】NHK「きょうの料理ビギナーズ」 5月号
NHK出版の「きょうの料理ビギナーズ」にフィンランド料理が掲載されています。
お料理ビギナーの方々も、色鮮やかなサラダやスープや優しいオーブン料理にぜひチャレンジしてみて下さい。

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NHK「きょうの料理ビギナーズ」



発行元:NHK出版
発売日: 2012年4月21日
ページ数:80p
価格:¥500
掲載内容:
「はじめましてのごはんのレシピ」
・じゃがいもとひき肉のグラタン
・ビーツのサラダ
・ベリーのスープ

[商品詳細]
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【フィンランドの行事】5月1日 Vappu/ヴァップ(メイデー)
ヨーロッパ各地や世界で祝われる5月1日のメイデーは春の訪れを祝うと共に、労働者の祭典。
厳しい経済状況が続く今年のメイデーも、労働者、失業者たちによるデモ行進が至るところで行われました。とりわけ今週末に選挙が行われるギリシャ(国会議員選)、フランス(大統領選)では、候補者たちの演説に混ざり、国民達の切なる声が首都を中心に各地で挙がったそうです。

Vappuの象徴として色々な風船が街を彩ります フィンランドのメイデーはVappu(ヴァップ)と呼ばれ、他の国同様、「春の祭典」であり「労働者の日」。そしてそれらと共に「学生の祭典」として位置づけられています。

Vappuでは、「学生の祭典」として老いも若きも学生帽をかぶり、「労働者の日」として行進が行われ、「春の祭典」として皆で街の公園に集まって歌い、"夏に向けてのパワーを得るために"食べて飲んで過ごします。

「学生の祭典」としてのユニークな催しとして前日あるいは当日に、その街の有名な像への学生帽授与式が各地で見られます。
例えば・・・
ヘルシンキでは、"バルト海の乙女"ハウスアマンダ像へ。
ヴァーサでは伝統的なボート競争終了後にトペリウスの像へ。
ユヴァスキュラではミンナ・カント像へ。
カヤーニではエリアス・リョンルート像へ。
ポリでは熊の像へ。
タンペレでは、スオミネイト(フィンランドの乙女)像へ。
オウルでは詩人フランツ・ミカエル・フランツェン像へ。
また、Vappuの日限定の学生新聞を発行する地域もあります。

Vappuの日に食べる美味しい伝統的な味も忘れてはいけません。
レモネードのような爽やかな味のSima(シマ)は、大人も子供も大好きな夏のドリンク。ホットケーキの生地を小鳥の巣のような形に揚げたTippäleipä(ティッパレイパ)。
他にもウインナーやポテトサラダ、ドーナツなどが古くからVappuに食されています。
シマとティッパレイパ

★シマのレシピ
★ティッパレイパのレシピ
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